連載企画『月イチ杉本善徳/Waive』第十三回

INTERVIEW
スタジオにも武道館告知ポスターを設置しました
大阪インストアの後、数年ぶりに母と兄家族と食事
LINE CUBEのアレ

●世代っていうのは、いまの年齢ということですか? 生きてきた時代が関係しているんじゃなくて。
「時代も関係あると思う。そもそもその時代に売れたアーティストが圧倒的に少ないから土壌自体にファンが少なくて、復活ライヴでもそんなに人が入らなかったり、どんどん会場が小さくなって、気づいたらキャパ300ぐらいのライヴハウスで対バンイベントに出てるような世代だから、ν[NEU]の渋谷公会堂を応援できるだけの肝っ玉を持ってないんだと感じた。応援してる姿勢を出したほうが返ってくるものがあることを知らないし、“ν[NEU]のライブに行こうよ”ってファンに言えないんでしょう」

最近このマイクが気に入ってる

●同じシーンで活動していると、お客さんを取り合うものという気もしますけど、単にそういうライバルとしてだけの存在じゃないんだと。
「ほかのバンドに対する嫉妬は当然あるべきだと思う。自分が一番応援されたいし、自分が一番いい曲をやってると思いたいし、自信を持ってないとできないはずだから。でも、シーン自体が衰退しないことを考えるべきだし、自分のライヴとかぶっていないならそのための行動をするべきだと思う。どこかで話したけれど、DEZERTの武道館の日のインストアイベントの時間を僕らが早めたみたいに、このライヴがコケるとシーン全体にとってヤバい=微力でも応援したいと思うものって存在する。先輩方にさえもあるじゃないですか、2月8、9日のPIERROTのライヴが縁起でもないことに万が一にでも失敗したらヤバすぎるでしょ!? みたいな。先輩も後輩も含めて、むちゃくちゃ大きなくくりで同じと言えるシーンは、一人でも多くファンを獲得していきたい、シーン全体がね。この土壌がなるべく肥えていってほしい。それにはもっとやるべきことがあるはずだから、自分はそれをゆっくりだけど耕していってるつもりでいるし、気づく人も出てきたかな、と感じてはいる」

またギターRecの日々が始まる
タイトルとURLをコピーしました