11月26日、セルフカバーアルバム『BLUE ALBUM』発売の前日に
Waiveが解散を迎える、日本武道館でのライヴの日程が発表された。
その直前に行った取材で、
この連載企画で初めて出た「ソールドアウトしたい」という言葉。
その真意はどこにあるのか。
常に思考し続ける彼の頭の中では、
2026年1月4日に向けて、
さまざまな考えが生まれては新たなカタチを成している。
プロモーションの持つ1%の可能性を信じている
●今日が23日なので、アルバム発売と武道館の日程が発表される直前なわけですが、何か特別な感覚があったりしますか。
「僕はあります、かなりある。『BLUE ALBUM』を開けると、歌詞カードの1枚目を開いたところに武道館の告知が入ってるんで、その告知で日程を知る人も結構いるのかなと思うんですね。それが出てしまうと、どうやってももう我々は逃げられなくなると思うから」
●最後の日が決まった、みたいな感覚とは違う? あ、でも決まったのは以前ですしね。
「でも、発表されると確定するわけですもんね。みんなと日程が共有された途端に固定されちゃったみたいな感覚はある。でも、高揚感みたいのは全然ないですけど」
●あら、そうなんですね。
「はい、高揚感はない。けど、ソワソワしてるかも」
●ソワソワ? 発表されることに対して?
「正直なところ、発表に対して準備不足を感じてるのかも。発表する動画とか、インストアイベントのときのフライヤーとかポスターとか、そういうことに関して、“あったほうがいいんじゃないですか?”って直前に俺が言って進んだり、大丈夫なんかなってずっと思ったり、そういうのでソワソワしてる」
●そういうソワソワする要素がなければ、武道館の日程を発表するぜっていう高揚感はあったりするんでしょうか。
「武道館じゃなくても何事でも、いままでにやったことのないことをやるときって、大げさに言うと、それが奇跡を起こすんじゃないだろうかみたいな高揚感というか期待みたいなものってあると思うんですよ。たとえばですけど、ミュージックステーションでMVが流れるとしたら、それが俺たちの人生を変えるかもしれないって思いながら、その日を迎えると思う。それで、そういうときはインプレッションは関連事項など、エゴサーチを含めて世の中ではどう受け止められたんやろうって気にしながら生きていく。それをもうひたすら繰り返すしかないと思うんですよね。Mステじゃダメだったけど、次は雑誌の表紙だったらどうかな、街の看板だったらどうかな、そういうことをアーティストはやっていくんだと思います。結果が出なかった経験の数だけ諦めてもいくけれど、それでもずっと奇跡の1%を信じてやっていくんじゃないのかな」
●アーティストの人は、少なからずそこに希望を見出すことができるわけですね。
「実際、ほとんどは諦めで形成されてはいると思いますけどね。でも、プロモーションとか、同時に多くの人間に聞かせたり見せたりする場が、ガラッと一瞬にして変える可能性があると思うから、リリースとか発表のタイミングにはそういうものが欲しいし、武道館の発表のタイミングでそういうことをやるべきだったと個人的には思っているけど、券売日が出ていないタイミングでヤマを作ってもダメだという意見もある。だから、仮に潤沢に予算があって順調に準備が進んで、たとえば、朝日新聞に全面広告が載って、アルタビジョンに流れて、それがネットニュースで広がることが決まっていて、めざましテレビで何かが組まれて、そういうのがあったら、自分も普段はテレビを観てないくせに、その都度1%に期待して観ちゃうんだろうなと思うんですよね」
●それがあったら、ワクワクしてました?
「ワクワクっていうか、ハラハラなのか」
●ソワソワとは違う?
「そういうざらっとした感覚よりは、もっとドキドキするんじゃないかな。ドキドキだろうな。それはめちゃくちゃ思う。Waiveを知らない人のところにリーチが届いたという事実は、自分たちの中で励みになるから。そこから反省点が生まれて、また次のことにチャレンジしていくんだと思うけど、同じところに同じものを出している限り、諦めのほうが強くなっちゃう。それは同じ結果しか生まないし、何なら人は飽きたり不特定の事項の影響で離れていったりもするから。そういう軸を失ったような話になって、自分たちがやっていることを変えていくしかなくなってしまうんです。でも、自分たちがいいと思ってやっているものを、どうして変えるんだろうって本来は思いますよね。売れないからってそれを変えていくのは、アーティストとしては本来は不毛な場合も多いはずだし」
●確かにアーティストとしては、健全ではないかもしれないですね。
「それに、バンドってそんなに変われないと僕は思う。変えることができても本当にささいな変化でしかない。いろいろ思ったし、いまも正直いろいろ思うけど、でもWaiveである以上は音楽にしてもヴィジュアルにしてもこのぐらいかなっていうふうになってる。その答えも間違ってないと思います。偶然、一昨日に椎名林檎のライヴを観させていただいたんですけど、何とも形容できない、ほかで観たことのないようなライヴだったんですよ。衣装チェンジが何回もあって、ダンサーや楽器陣もいるし、いろんな人がいっぱい出て来て、ステージ上のどれが椎名林檎か僕にはわかんないぐらいでした。自分には理解が追いつかなかったから、帰ってから最近の活動のことを調べたら、feat.誰々〜かという作品をいっぱい出してたんですよね」
●それで、いろんな人が出て来たんですね。
「普通というか多くの場合そういうのやってるときって、“次の曲はこの人のコラボです、ゲスト誰々”みたいな紹介があるじゃないですか。ないっすよ。いや、あったのかもしれないけど、僕は誰が出てくるのかも知らないからか少なくとも聞き取れておらず。こんなライヴがあるんやって思った」
●どこであったんですか。
「さいたまスーパーアリーナ。平日やのにパンパンに入ってた。言葉を選ばずに言うなら高飛車な、アーティスト然としたライヴをこんなに多くの人が求めるのかって。失礼ながら僕が知ってるのは数曲だけで、横にいた関係者とアンコールで「歌舞伎町の女王」ぐらいはやるんですかね、なんて話してたら、スタッフロールが流れて終演でした」
●潔いですね。
「でも、あれを見て僕は逆に、マイノリティでいいと思いました。マイノリティでもこれぐらいの人数を掴んでしまえば、これぐらいのことはできるんだなと思って。もちろん椎名林檎はマイノリティじゃないけど、あそこまでアンダーグラウンドなことをやっていても唯一無二だから、あのライヴができるんだと思うんですよ。かなりいいものを観た気持ちはあるけど、あれはバンドではできないから、ちょっと忘れようみたいな感じです(苦笑)」
●とりあえずいまはね。
「邪念や、邪念やっていう気にはなった(笑)。でも、話を戻すと、100万人に見せて1%しか自分たちを良いと思ってくれなかったとしても、それでいいんですよ。決して目にした人すべてから支持される必要はないんです。知ってくれた人のうちの数%が武道館に来てくれるかが大事だし、そのためにはリーチを広げるしかないでしょっていうことなんです。だからプロモーションは、高揚感という言葉が正しいのかわかんないけど、これが刺さってくれみたいな、これで多くの人を掴んでくれみたいな、祈るような気持ちがある。だからこそやるんだろうし、やりたいと思うんだろうな」
終わりを決めて、準備をして、 望むカタチで終わりを迎えられるという幸せ
●ただ、武道館の日程の発表に関して言えば、100万人には届かないかもしれないですけど、既にWaiveが武道館で解散することを知っているようなファンには、ほぼ100%届きますよね。
「おそらくね」
●それを知るであろうファンのことを思って、何か思うところがあるとかはないですか。
「そうですね、考えてないのかも。考えてないって言うとちょっと嘘になるけど、でも考えているというほどではないかも。解散する日を発表すると、Xデー的な意味が生まれてネガティブな印象がどうしてもついてくるじゃないですか。そのネガティブな感情に引っ張られたくない。ネガティブに思う人ばっかりじゃないと思うし、ネガティブに思う人のほうが全然少ないと思うんですけど、コアなファンになればなるほど“やっぱり終わってしまうんだ”みたいな、“このまま武道館の日程が決まらないほうがよかった”みたいな、不老不死のようなことを思ってしまうファンもいるから。そういう事実に対して、罪の意識みたいなものを持ちたくないんですよ。“終わっちゃうけど、ごめんね”、みたいなことは言いたくないし、思いたくもない。本当は思わせたくもない。“その気持ちはわかる、心からありがとう。でも、こうでありたい”っていうのを示すために、どう行動していくかが大事だし、その人たちが武道館までの間に、“確かにね”って思ってくれることが大事なのかなと思う」
●そうですね、発表したこれからすることがあるし、ここがスタートですもんね。
「特に我々の場合、二度目の解散だからこそできることがあるはずなんです。一度終わってるんだから、二度目の解散をする必要はない、解散しないことがポジティブだととらえてた時期もあるし、それを求めてくる人がいるのもわかるけど、終わりを決めて終わることができるのは稀じゃないですか。バンドを自分たちの意志で終わらせようと思って、終わらせたいカタチで終わらせることって、普通はできない気がする。実際に僕らが一回目に解散したときは、こう終わりたいで終わったわけじゃないから。それを思うと、この日に終わろうぜって決めて、この日までに何ができるのかな、何をしてもらえるのかな、どんな感情を得るのかな、与えられるのかな、そういうことを考えながら行動できるのは、むちゃくちゃハッピーとまでは言えないけど、ラッキーな気がする」
●解散を受け入れたくない人には最初はツラいかもしれないですけど、突然断ち切られるよりは全然いいと思います。
「一回目の解散のときには、そんなことが全くできないままその日を迎えた。多くのバンドが、一番いいときに頂点で解散する美しさ〜みたいなものへの憧れを持ったり語ったりするのに、そんなことほとんど叶わない。いまが頂点ではないかもしれないけど、自分たちで死に時を定めて彩っていけるのって、案外幸せといえば幸せなのかなと思うんですよね。だから、とにかくネガティブに引っ張られたくない。僕は、武道館とかWaiveの解散に対してネガティブな感情は、本当に1ミリもないから。みんなにも、そういうふうになっていってほしい。中長期的な目的をみんなで共有して、その目的に対してやっていきましょう、というのはすごく建設的だし、ステキなことをしている気がするんですよ。だからそういう気持ちが共有できていないのだとしたら、アーティスト側の啓蒙ができていないということでもあると思う」
●いま、できていない原因はわかっているんでしょうか。これからどうすればいいかは見えてるというか。
「いや、細かく言うとやっぱりいろいろあって。再始動と解散を発表する前にもっと準備しておくべきことがあったとか、ファンクラブに関しても最初の募集の後にどうするのかもっとほかのパターンを作っておくべきだったとか。これはもう何回も言っていることだけど、上手くいかなかったことが多かったから、さらにもっとできることが減ってしまったんですよね」
●でも、それはプロモーションとかに関する部分ですよね。既にファンクラブにいる人たちに対して、武道館へ向かう気持ちを共有するために、もっと多くの人に知ってもらうことは必要なんですか。
「ん~、当初、僕がしたいと思ってたプランとまったく違う活動になってしまってるんですよね。つまり、武道館をやろうよって言い出した人間がやりたかったことと、武道館が決まってからの座組でやってることがチグハグで、いまの状態があるんです。だから一番の責任は、僕が発言権や主導権を得られなかったことだと思ってるんですよね。Waive is杉本とは言わないまでも誤解を恐れず言うと、このプロジェクトイコール僕が主役の物語でしょって思いながら、もっと主人公目線にならないとダメというか、引っ張っていく人間にならないとダメなんだろうなって、最近はちょっと思ってるんです。これは近々出るBARKSのν(NEU)との対談(11月27日公開)でも話したんですけど、僕が主人公になってるときと、その主人公を書いてる作者になってる瞬間があって、視点が二つあることでワガママになれない感じがある。いい人になっちゃう。でも僕は、これって一番に決めている目的があるなら、それのために犠牲を厭わないぐらいじゃないと、その目的は達成できないと思うんです」
●善徳さんの言う目的は、数よりも質の問題ですよね。武道館にお客さんがどれだけ入るかじゃなくて、ファンの方がどういう気持ちでどんな風に2026年1月4日を迎えるかが重要だと思っていらっしゃると解釈しているんですけど、その目的を考えたときに、プロモーション云々みたいな、数を増やすためのことは必須なんですか。
「僕もそこはずっと悩んできたところですが、だいぶフォーカスが定まってきたから、思ってることをそろそろ言葉にできるかなと思うんですけど、要は自分も本当はソールドアウトさせたいんじゃないかっていう考え方になって来てるんです。いや、もちろん、当初から本当はソールドアウトさせたいと言うか、させたいでしょって聞かれたらソールドアウトさせたいって答えますよね。そのレベルでしかないけど、ソールドアウトさせたくないわけじゃないんですよ、言わずもがなで」
●もちろんもちろん。
「そう考えたときに、ソールドアウトさせたいというその気持ちを、わざわざ違う言葉で隠したり、取り繕う必要はないのかもしれないと思うようになってきてるんです。ソールドアウトさせたいですよって言えよ、っていう気がしてきてる」
●そういうソールドアウトさせたい気持ちと、質を求める気持ちのどちらを重要視するのかというか。
「そこ、そこなんですよ。そこで、質について考えてみると、ソールドアウトしたらその質も満たされている可能性があるんじゃないのかと思うようになって」
●なるほどね。うん、うん。
「武道館に1000人しか入ってなかろうが僕は構わないんですよ、正直。でも、その1000人のファンは、会場に1000人のときと1万人のときで得る感情や満足度は違ってくると思う。一番前の席でライヴを観てる子が後ろを振り返ったときに、もし1万人入ってたら、うわーって感情を抑えられないぐらいなんじゃないだろうか。だから、コアな1000人のファンの中には、ソールドアウトさせたい気持ちの人がいるんじゃないのかなと思うようになってきてるんです。1万人のファンに観られるWaiveを見たい、そういう気持ちを持ってるのはファンなんじゃないのかなと思ってきている」
●確かにそうでしょうね。
「それは、1万人じゃなくてもいいし、8000人でも、5000人でもいいのかもしれないけど、周りを見たときに、こんなにWaiveのファンがいたんだ、活動を続けたらいいのに、みたいに思えることが、コアなファンを中心にその日そこにいる人たちが一番満たされることなんじゃないかな。解散するなんてもったいない、ちゃんと活動したらこんなにお客さんが来てくれるやん、みたいなふうに言えるのが、一番得たい答えなのでは、みたいなところになってきているんですよね」
ソールドアウトの可能性をつかむ新曲を書く
●ソールドアウトさせたい気持ちというのは、新曲づくりに影響しそうですか。
「ん~、してるかな。既に影響してる気がする。邪念としてですけどね、正直。やっぱりそこはクリエイティブを貫けという気持ちもあるし、プロジェクトだからチームの意向があるし。「火花」を出して、そういう感じの曲調みたいにいこうというふうにはなっているから、それを書こうとして書いてるし。結局、出来上がってないんですけど。曲としてはできたけど、編曲してなくて。書きながら、これは違うんじゃないかなと思ってしまったから、制作が止まっちゃったんです。たとえば、「火花」的な曲があと5曲できたとして、武道館の日のセットリストに全部入ったとしましょう。それで、明るい気持ちのライヴが成立するのかなって思う。明るい気持ちのライヴという表現が正しいかわからないけど、ああいう感じの曲ばっかりだったらどうなるのかなって。だからと言って、たとえば「ペーパードレスレディ」みたいな曲をつくりまくればいいとはならないのもわかるし」
●そうなると、たとえば既存曲で言うならば、どの辺りの曲を新たに書いて武道館のセットリストに入れれば、明るい気持ちのライヴになるんでしょう?
「いや、案外そこがマジでわかんないのかもしれない。いや、正直わからんな」
●新曲をどうするかが見えないと。
「『BLUE ALBUM』のレコーディング最終日に田澤君と話したときに、“親呼べるようにしたい”って彼が言ったことに対して、僕はしこりみたいなのを感じてるんですよね。いまのままやったらガラガラになってしまうし、親が観に来たらすっからかんやった、みたいになるのはイヤやっていうのが、すごくリアリティがあった。親が見たいのは、武道館に立ってる光景じゃなくて、武道館にお客さんがいっぱいいる光景に決まってるじゃないですか」
●たくさんのお客さんの前で子どもがステージに立っているところを見たいわけですからね、親御さんとしては。
「そういうことを考えて、親の年齢も踏まえたら、音楽でできる親孝行のラストチャンスの可能性も高いと思うし。そういうのもあって、あれ?、ここはソールドアウトを目指さなあかんのちゃうか?っていうふうになってきてるんですよね。数字をとにかく増やしたい。親って、種類は違うけどファンの一種だから、ファンにとってもそうなんじゃないのかな。だから、ソールドアウトの可能性をつかむ曲という考え方をちゃんとしないといけないし、それは「火花」でもいいのかもしれないけど、「火花2」が1万人連れて来れるのかなと考えると疑問がわいてるんです」
●そういうとき、全然違う曲調だけれど、すごく説得力のある曲を書いて、意見をねじ伏せようみたいには思わないものなんですか。そんなことはできるものじゃない?
「ん~、昔だったら思ったかもしれないですね。いまはあんまり思わないかも。ないまでは言えないけど、ほぼない。いや、ただ昨日もね、いまのSNSって勝手におすすめ的なのが出てくるじゃないですか。それで、BUCK-TICKのライヴをちょっとだけ再生したんですよ。フェスかなんかの単独公演じゃないところで、コールアンドレスポンスの練習みたいなのをずっとやってる動画で。最後のほうにその曲をやってるのを観たんですけど、めちゃくちゃポップな曲でビックリしたんですよ。でも、よく考えたら、BUCK-TICKってポップな曲がいっぱいあるじゃないですか。でもあのファッションとあのイメージだからチグハグだし、それって一般的にはあんまり見たことがない。Waiveもそういうことをやってるほうなのかなと思うんです。だから、BUCK-TICKとWaiveがヴィジュアル系と呼ばれるシーンにいると言っていいのかは置いておいて、一緒くたにされてしまう雰囲気の中にいる人たちなわけだし、そこにはそれを受け入れる客層がいるんだから、ポップな曲であったとしてもいいのかなって。「火花」みたいな、あれぐらいのテンポ感で、シンコペーションしまくってて、マイナーキーでしょう、みたいな曲をやらんでもええんちゃう、みたいには思えてきてますね。どういう曲調かはわからないけど、もっと自分だけにしかつくれないものでいいと思ってるんですよね」
●確かに「火花」は明るいのとは違いますよね、シリアスだから。
「でも、そこはブレますよね。いま書いている最中の曲は、エモさがあるようなメロディがいいのかなと思って、ちょっとテクニカルにそういう感じにしたり、昔みたいなシンプルな曲調はどうかなと思うから、構成をちょっとややこしくしたり、そういうことをしてるから」
●ん~、どんな曲調かとか、どんなプロモーションをするかとか、何をするにしてもWaiveを全うするんだっていう、そういうところなんじゃないかなと思っちゃいますね、無責任な言い方になりますけど。
「そう。そう思ったからヴィジュアルインパクトみたいなものも変わらないんだし、曲調にしても大きくは変えられないという答えにたどり着いたんだと思っています。僕らは僕らなので。で、さっきの話と全く同じところに行くけど、自分たちを変えないんだとしたら、やっぱりいままで見てない人に届けるしかないということになりますよね」
●それは確かにそうですね。実際、新曲のお披露目がいつになるか、予定は見えているんですか。
「本来は、MUCCとのツーマンでやろうと思ってたんで、そんなに遠くないと思うんですけど、年内のライヴでやることはないかな。来年、ライヴがあるときには新曲をやると思いますよ。もしかすると、リリースが先になるかもしれないですが、そこはまだわからないです」